【聖句】
主御自身があなたに先立って行き、
主御自身があなたと共におられる。
主はあなたを見放すことも、
見捨てられることもない。
恐れてはならない。
おののいてはならない。
(申命記31章8節)
【黙想】
先日の三重地区の牧師会は、
この春から鳥羽教会に赴任された畑雅乃牧師の歓迎のときでもありました。
いつもにこやか畑先生。
とっても小柄な畑先生。
でも、不思議です。
はじめて会ったときから、
畑先生の背後にイエスさまがおられるのが分かりました。
この先生は、イエスさまによって立っている。
イエスさまによって、立たされている。
そんな「風」を感じたのです。
三重地区の牧師会では、
新しくこられた先生への歓迎の言葉を
最寄りの教会の牧師が述べることになっています。
そこでお隣の伊勢の教会の私が挨拶に立たせていただきました。
伝道牧会歴50年以上の前任の有田典生先生の大きな背中。
有田牧師からバトンを手渡された畑先生。
一つの御言葉が示されました。
それは、神の召しにより老モーセからバトンを受け取ったヨシュアに与えられた約束の御言葉です。
モーセはそれからヨシュアを呼び寄せ、全イスラエルの前で彼に言った。「強く、また雄々しくあれ。あなたこそ、主が先祖たちに与えると誓われた土地にこの民を導き入れる者である。あなたが彼らにそれを受け継がせる。主御自身があなたに先立って行き、主御自身があなたと共におられる。主はあなたを見放すことも、見捨てられることもない。恐れてはならない。おののいてはならない。」
モーセの大きな背中。
息子のようなヨシュア。
おびただしい数のイスラエルの民。
そして行く手には約束の地。
試練もあるでしょう。
なお困難が待ち受けているでしょう。
しかし、主御自身が先立ってくださる。
必ず主御自身が共にいてくださる。
これほど力強い保証はありません。
保証は、これだけでいいんです。
これ以外の「保証」をじゃらじゃらとぶら下げようとするから、
かえって、私たちは恐れと不安の虜になるんです。
主御自身が先立って進み、
主御自身が共におられる。
あなたを決して見放さない、見捨てない。
これだけでいい。
ほんとうに。
畑先生のために御言葉を読みながら、
自分自身が力づけられていました。
そしてきっと、その場にいた牧師たちも。
隣に座っていた紀伊長島教会の森下牧師が、
「アーメン!」と応じていらっしゃった声が、
今も耳に残っています。
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